「ひきこもり」をめぐる暴力性

「ひきこもり」は多様である。


これはごく当然のこと。個人が多様であるのと同じく、ひきこもりと括られる人たちも一人一人違った存在だ。ひきこもり方も違えば、ひきこもった理由も違うし、本人を取り巻く環境も違っている。


ここには2つの問題系がある。1つ目は「名付ける」という暴力性について。2つ目はカテゴリーに関する問題である。