カテゴリーの暴力

2つ目の問題はカテゴリーの問題である。
「ひきこもり」というのはカテゴリーである。つまり、共通の性質に着目して人々を一つのグループに囲ってしまう。しかし、個人は多様である。


カテゴリーをつくるということは、多様性を葬り去り、まるで一つのモノであるかのように扱ってしまう。当人にとってみれば嫌なカテゴリーを強制されるし、また自身の多様性が無いかのように扱われる。従ってこれも「暴力」である。