支援団体について

支援団体の方や斎藤環などは「支援なしにひきこもりからの脱出は難しい」と言っている*1。支援関係の方からは自力脱出は無理だということを聞く。


SUISEIさんのコメント欄にも書いたように自分自身は自力脱出をしている。また、ひきこもり関係とは全く関係ないところで2人のひきこもり経験者の友人がいるが、その一人は自力脱出、もう一人はパニック障害を併発しているので精神科医にクスリをもらっているという状態だが、支援によって脱出をしたわけではない。加えて彼は単身生活から脱出してきている。


SUISEIさんのエントリを読ませて頂いた限り、ご両親は教育相談所や精神科医に相談に行っていたけれども、SUISEIさんは「徹底して断った」模様。またひきこもりから脱出する切っ掛けにもなっていようだ。SUISEIさんに聞いてみないと分からないが、SUISEIさんも自力脱出なのではないか?


支援団体や精神科医の見ているひきこもりは支援団体や精神科に来ている人だ。またひきこもりから脱出する人を見ていると言っても、それは支援団体や精神科を通して脱出する人だ。だから、このような人には、支援団体・カウンセラー・精神科医の介在なしに脱出はあり得ないと見えてしまうのではないか?

*1:斎藤環は例外的に3例の自力脱出をした例を知っていると言っている