芹沢俊介『引きこもるという情熱』


このエントリでは評論家・芹沢俊介のひきこもり本を取り上げてみたい。





引きこもるという情熱

引きこもるという情熱


この本のスタンスは(1)ひきこもりを肯定すること(2)支援団体や精神科医を批判すること。結論は正しく引きこもることを奨励するということになっている。


この本にはいくつか問題があると思われる。


まずは、(1)ひきこもりの取材が不十分である(2)自身の理論から外れるひきこもりを除外しているという2点が指摘できよう。このエントリではこの2点について具体的に記述していきたい。