2005-02-20 芹沢俊介『引きこもるという情熱』 このエントリでは評論家・芹沢俊介のひきこもり本を取り上げてみたい。 『引きこもるという情熱』 作者: 芹沢俊介 出版社/メーカー: 雲母書房 発売日: 2002/05 メディア: 単行本 この本のスタンスは(1)ひきこもりを肯定すること(2)支援団体や精神科医を批判すること。結論は正しく引きこもることを奨励するということになっている。 この本にはいくつか問題があると思われる。 まずは、(1)ひきこもりの取材が不十分である(2)自身の理論から外れるひきこもりを除外しているという2点が指摘できよう。このエントリではこの2点について具体的に記述していきたい。